先程、行政相談委員の方から「市民オンブズマンの活躍によって行政相談委員の街のオンブズマンとしての存在意義、影が薄くなるのではないか」というご質問があったが、これは、情報公開制度が行われることによって、市民であっても行政に関する調査ができることになったことに原因がある。すなわち、オンブズマンの一番強力な権限は強力な調査権にあるのであるが、その調査というものが情報公開制度によって一般市民にもできることになった、マスコミがそれを報道して世論を喚起し、公金の不当支出を住民訴訟で追求することができるようになった、そのために逆に、「行政相談委員の影が薄くなった」というふうに言われるような状況が生じたわけである。